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「なんであんな酷いおじさんが僕に感謝なんか……」
「そのうち分かるよ。とりあえずいも……じゃない、姫のことは雪彦がどうにかするだろうから、大丈夫だよ、きっと」
「……まあ、いいか。で、おじさんは一体………」
瑞樹が言いかける頃、音哉の荒い声が再び響く。
「………反逆罪で死罪だぞ!!」
瑞樹は呆れ、弓弦はフェイスガードの奥で失笑した。
「また始まったよ、もう。じゃ、ごめんね、おじさん。行ってくる」
瑞樹はそう言って音哉のほうに戻る。
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