寸劇

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「じゃあ見せてやる」 弓弦は左手を翳し、紫雷とともにガントレットを装備する。 そしてかつて男たちに見せたように、正面に黒薔薇のサインを放った。 それはやはり見る者を圧倒し、バチバチという音が彼の計り知れない力を示していたようだった。 「分かったか鏡!」 「チッ……認めざるを得ないな」 鏡もまた、彼の存在や身分には畏怖すら覚えていた。 その陰で響は……
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