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「でさ、土方さん。…そいつが目撃者?」
見ると、幹部の中で確実に一番年若いだろう人がいた。
周りには、二人。赤い髪の人と、胸元が大きく開いた人。
原田左之助、藤堂平助、永倉新八。
「ちっちゃいし細っこいなぁ……。まだガキじゃん、こいつ
それに………女…。しかも、まだガキ……なんで縛ってんの……?」
雪村を見て、最後私を見た。
「……そいつは、アレを一刺しで殺ったんだ」
土方が補足を入れる。
「ええ!?こんな小さいのに!?」
永「平助、負けたな」
原「だな、おまえなら二刺しでも殺せねぇよ」
藤「うるさっ、おじさん二人は黙ってなよ」
永「ふざけんなよ、このお坊っちゃまが!俺らにそんな口きいて良いと思ってんのか?」
原「平助におじさん呼ばわりされるほど、年食ってねぇよ。……新八はともかく、俺はな」
永「てめえ…。裏切るのか、左之」
確か、史実では一、二歳の違いだったと思うけど…。
藤「へへーん。新八っつぁん、図星されて怒るって大人気ねぇよなぁ」
楽しそうだ……。と同時に、咲君は…?と不安がよぎる。
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