252人が本棚に入れています
本棚に追加
「……それにしても、凄いですね」
沖田は、土方からナイフを受け取った。ナイフの刃の部分には柄に近いところまで、血がついている。
「深々と刺さってたな」
沖田はナイフから、さっきまで私達が座っていた屋根を見た。
視線を外し、私達に向ける「どちらが、これを投げたんですか?」
「わ「私です!!」
咲君が名乗りを上げた。
二人は不信な視線を向ける。
「……発言、………却下するよ?」
少し、言葉に魂を込めた。
「!うぅ、すみません…」意図する事は分かるけど……やっぱり、嘘はココロを濁す。方便は、必要最小限に……それが………大切。
「私が……投げました」
二人は、驚いたようだ。
土方にいたっては「……」放心状態に近く
沖田は「……!、手合わせしませんか?」と試合に誘ってきた。
「だめです!」
即答。
「え「当たり前だ!」
土方も咲君と同意見のよう。
「はぁ……。じゃあ、僕は沖田総司と言います。
今度また」
何故か自己紹介。
「わざわざ自己紹介してんじゃねぇよ」
「副長。お気持ちはわかりますが、まず移動を」
斎藤は作業が終わったらしい。
最初のコメントを投稿しよう!