一章

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移動した場所では、幹部達がいた。視線を一斉に向けられる。 その中に、咲君はいない。 「おはよう。昨日はよく眠れた?」 沖田……。 雪「……あ 寝心地は、あんまり良くなかったです」 直ぐに寝てたけど… 「ふうん…。そうなんだ?」ニヤニヤと笑う。 「さっき僕が声をかけたときには、君、全然起きてくれなかったけど…?」 来てなかったけど。 「…からかわれているだけだ。総司は、おまえの部屋になんか行っちゃいない」斎藤が、フォローを入れる。 「もう少し、君の反応を見たかったんだけどな。…一君もひどいよね、勝手にバラすなんてさ」 雪「…ひどいのは斎藤さんじゃなくて、沖田さんのほうだと思いますけど…?」 「へぇ~~。君「おい、てめぇら。無駄口ばっか叩いてんじゃねぇよ」 土方が痺れを斬らし、口を挟んだ。 私に質問が来なくて良かったと安堵した。
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