序章

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「何………咲君?…」 男は咲君(サク)というらしい。 咲君は、お茶の入ったカップをテーブルに置いた。 「今日は、飛ばないのですね?」 少女は一口飲んでから、言った。 「そうでもない……」 突風が室内で、吹き荒れる。 「ほら………」 「あぁ~~~。今日は、いい快晴なのに……」 咲君が言い終えたとたんに、二人は室内から 消えた。
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