序章

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?年?月 二人は降り立った。 「……はぁ、どこですか?此処は」 咲君はうんざりした様子で、少女に問いかける。 「さぁ………?……でも、夜。………周りは低い建物……」 少女は周りを見渡す。 周囲は夜。周りは低い建物。どれも、木でできている。下は土。 「……!確か、昔…幕末頃はこんな感じだったはず……」 「……幕末………!咲君、抱っこして屋根に上がって!」 少女は少し焦った様子で、咲君に手を伸ばし抱っこの合図をする。 「えっ………はい」 咲君は一瞬、戸惑いを見せたが何か意味があると思い抱っこをし、高く跳躍して屋根に乗った。 次の瞬間、一人の少女…16くらいの女が物陰に隠れた。 そして…… 「ぎゃぁぁぁぁっ!?」 悲鳴が聞こえた。
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