序章

3/8
前へ
/316ページ
次へ
主人公を見ると、訳が分からないと言ったように狼狽えている。 路地から、二人入ってきた。 「あれ~~?もう、死んでる。 一君がやったの?」 「俺は、あんたと来たんだ。 俺が斬ったなら、あんたも見えるはずだ」 一人は、茶髪。一人は、黒い髪。 沖田総司と斎藤一。 「だよねぇ。 じゃあ…」 沖田は雪村に目を向ける。 「お前がやったのか?」 ―――――― 「土方……」 「声、ゲームと同じなんですね」 屋根は意外に快適かもしれない… ―――――― 「ち、違います! 上から、何か飛んできました…」 雪村が言ったとたん、隊士2人は上を見る。 斎藤は、雪村を見張るようだ。 ―――― 「……見つかりませんか?此処」 「見つからない方が……………変」 周りには何も、隔てる物は無い。 ――――― 「土方さん、あれじゃないですか?」 沖田が指差す。 「!。てめぇら、降りてこい!!」 怒号が響く。 ――――― 「如何なさいますか?…………逃げますか?……それとも…」 「………降りる。 行くとこ…ない」 「確かって、碧」私は、飛んだ。同時に 「我の名を、良いと言うまで呼ぶのを禁ずる……」 呪咀をかけた。 咲君も飛んだ。 ―――――――
/316ページ

最初のコメントを投稿しよう!

252人が本棚に入れています
本棚に追加