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ザワザワ…
風華「知らない人ばっかり…」
風華はそう呟く。
中学校を卒業した風華は、
めでたく八つ橋高校に合格した
のだ。
本当は友達と一緒に受験したの
だが、友達は落ちてしまって、
風華は独りぼっちなのだ。
風華「友達ができますように」
元々風華は静かな性格で、
友達もあまり多くはなかった。
だから、不安なのだ。
風華「私は…3組か…」
風華は教室に向かおうと歩き
出した。
すると、
ドンっ!
風華「きゃっ!」
風華は誰かとぶつかった。
風華「あっ…すいませ…」
風華はぶつかった相手を見た。
風華(うわっ!イケメン!)
風華がぶつかった相手は、
ものすごいイケメンだった。
風華は見とれてしまった。
風華「あ!あの…すいません!
私の不注意…」
男「邪魔。」
風華「え…?」
風華が喋り終わる前にイケメン
が言葉を発した。
男「ぺちゃくちゃ喋ってうるさ
いんだけど。」
そう言い残してイケメンは
去って行った。
風華「……」
風華はすっかり固まって
しまって、しばらく動けな
かった。
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