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響一とは家が近いこともあったが、何より昔、置き忘れたギターをずっと持っていてくれたのがきっかけで知り合いになった。
現在はこんなやつだけどあの時の恩は一応ある。
響一「そーすけさ。」
蒼介「うん?」
友達も家に帰って行き、俺と響一は2人で帰路に歩いていた。
響一「音楽好き?」
現役軽音楽部に何言ってんのやら。
蒼介「好きに決まってんだろ。だからギターやってるんだ。」
響一「ふぅーん。」
………。
蒼介「響一は音楽好きか?」
響一「…えっ?」
蒼介「だからー、響一はどうなんだって聞いてるの。音楽好きなのか?」
響一「俺は……」
うつむいて考えるようにしてうなっている。
響一「…俺は、音楽…好きだよ。いろんな音があって楽しいし。でもね、俺が一番好きなのは…」
ん?
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