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ユ「それに魔力無しの人達が全員力を正しく使うかも分からない。いままで、差別やイジメを受けていたから復讐を考えるやつも間違いなくいる」
ク「確かに。ひどい話で魔力が無いことがわかったら危険な場所に捨てる貴族もいるしな」
やっぱり最低な貴族もいるのか。今度調べて潰すか
バ「でも、そんな復讐なんて考える奴は俺たちが止めれば良いだけだろ!」
さすが熱血アホ、たがな
イ「…それは……私たちじゃ…たぶん……むり」
イルは気づいているみたいだな
サ「どうして無理なのかい?」
イ「それは……「イル、俺が説明するよ」……任せる」
ユ「理由は二つ。まず一つ魔力の多さ、間違いなく俺とシーナを除いたお前ら四人の合計魔力よりも上だ。言っただろ魔力が多すぎたから封印したと」
ク「たがそれだけなら魔力の扱い方が雑でこちらが勝つとだろ」
ユ「まあ、まて。シーナは魔力が無いから何もしなかったか?」
バ「そんなわけ無いだろ!」
サ「シーナは魔力が無いから体術を誰よりも頑張った、だから魔法無しの試合だと誰も勝てなかったしね。………あ」
ユ「気づいたか、それが二つ目の理由だ」
シ「え!?みんな分かったの!?」
………シーナ、自分のことだろ
ユ「………ようするに体術で勝てなくて魔力の多さでも勝てなかったらさ、こちらが攻撃しても魔力の身体強化で簡単によけられるし相手の攻撃はすぐに当たる、しかも一撃一撃がすごく強い」
シ「それじゃあ、誰も勝てないよ!」
ク「だから、俺たちでは止めることが出来ない。たけど、同じ条件の人ならば?」
イ「……私たちより………可能性が…………ある」
ユ「シーナみたいに魔力無しの人が魔力を得た場合か俺みたいな規格外の存在だな」
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