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「お、おいっっ!!
しっかりしろ!!何があった!?」
泣いている鈴木の肩を揺する警部に部下が慌てて止めるが泣いていた鈴木がしゃっくりをしながらも答えた
「ぅ、ヒック!
野崎弟が… 野崎 斎が吉田の足を……っ 人だと思えない力でっ ヒック!ひ、引きちぎって… 捕まったって…っ」
「なっ!」
「ま、まままさか… 本当にっ」
驚きを隠せない刑事達、その一方で怨霊だ…と誰かが呟いた。
「なに…?」
すぐさま警部は反応する。
「野崎 斎の怨霊に決まってる…っ!きっと、あの日参加した俺達をこ、殺しに…… 捕まえに来たんだ!」
恐怖で震える体を丸めて鈴木は叫んだ。
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