三つ子

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─ガバッ!!─ ─ガバッ!!─ ─ガバッ!!─ 「「「……………」」」 三つ子は一斉に目が覚めた。朝の5時に。幼児にはまだ早い目覚めの時間だ。……にも関わらず、三人は目が完全に醒めていた。 そして―― バタバタバタ… ガチャ! 勝手に梓と斎の眠る部屋に入るや、 「うわぁぁあああん!!!」 「兄さんっっっ!!」 「おれっ… おれ…っ」 二人が寝ていたベッドに三人揃って‥ ダイブした。 「ぐえっ!?」 「!?」 蛙の潰れたような声は言わずもがな梓だった。
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