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玉雄は鬼一に聞いた
「なんで断るんですか!?」
鬼ーは目を瞑り静かに答えた
「なんで俺が人間助けなきゃならねぇんだよ」
鬼ーの返答にピエールが言い返した
「嫌ですか?」
「当たり前だ…俺は人間に千年も牢獄にぶちこまれてたんだぞ?」
ピエールは鬼ーに近寄った
「ですから釈放の条件を付けたんですよ?」
鬼ーは黙った
しばらく沈黙が続いた
その沈黙を破るように玉雄が口を開いた
「もう1つ条件があります…」
ピエールは目を見開き玉雄に聞いた
「なんですか?」
「学校…」
玉雄は立ち上がりピエールに叫んだ
「鬼ーさんを学校に行かせてやってください!」
「…は?」
その場にいた全員の頭上に大きなクエスチョンマークが浮かんだ
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