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第7話
鬼の仕事
部屋に入って来たのは中肉中背の男
髪を後ろで結び、アゴヒゲが特徴的な40後半の男だった
「どーも」
男は鬼ー達の真向かいに座った
「真田鬼ー君に豆乃木玉雄君だね?」
「はい!」
「あ?」
鬼ーと玉雄の真逆の態度に男は笑った
「ぷっ…いやすまない」
男は内ポケットから警察手帳を取り出した
「申しおくれた、俺は警視庁特殊犯罪捜査課の筧だ」
男はニコッと微笑むと手帳を内ポケットにしまった
「早速本題に移ろうか」
筧は鞄から資料を取り出した
「男の名は安田寛貴14歳最近彼が深夜に…」
「ちょっと待ってください!」
玉雄が割って入った
「ん?どうした?」
玉雄は深呼吸をし筧を見た
「一体…なんのことを言ってるのか僕にはさっぱり…」
玉雄の言葉に筧は一瞬キョトンとした顔をしたがすぐに戻しピエールを見た
「なんだよ!まだ話してなかったのか!」
筧はピエールを見た
「誰も話したなんて一言も?」
ピエールは筧に言った
筧は玉雄達の方を見て笑いながら言った
「いやーすまんすまん!」
筧は座り直した
「俺はてっきりピエーロが話したのかと思ってさぁ」
筧は笑いながら玉雄達に言った
「アナタが勝手に話を進めたんでしょ?あとピエールです」
ピエールも言い返した
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