千年前 1話~4話

2/11
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
第1話 鬼の子 「かーごめかごめ…」 烏森神社 ここは村の子供達がよく遊ぶ村ゆういつの神社 「俺も入れてよ!!」 そこにまた一人少年が走って寄ってくる 「いいよ!」 「かーごめかごめ…」 烏森村 人口は百人程度の小さな村である 特に裕福な村とまではいかないが普通に栄えている村である カァーカァー 「もう夕方だね」 ザッザッザッ… 「平太!何してるの!?」 「お母ちゃん!!」 側に駆け寄る母親 「あの子とは遊んじゃ駄目って言ったでしょ!?」 「だって…」 「さぁ帰るわよ」 子供の手をとりそそくさと家に帰っていく親子 その後も他の子供を迎えに来る親 ただどの親も口をそろえて言う… 「あの子とは遊ぶな」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!