千年前 1話~4話

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!? 「ゴチャゴチャうるせーな…」 警察官の銃からは白い煙が出ていた 「ぐはっ!?」 「任務の邪魔をするものは殺せと言われてる」 警察官は銃をしまい 鬼ーの手を引き足早に場を去ろうとした ガシッ 「!?」 「は…な…せ…」 「こいつ…」 ガンッ!! 警察官は良庵の手を踏みつけた 「お前がはなせ!!」 グリグリ… 警察官は容赦なく踏みつける 「ぐっ!!…くそっ…」 良庵はどんなに手を踏みつけられても離さない 「離せって言ってんだよ!!」 ジャキ!! 警察官は良庵に銃を向けた 「やめろ!!」 鬼ーは叫んだ 「俺の…息子だぜ…勝手に連れてくんじゃねぇよ」 良庵は踏みつけられながらも警察官を睨む 「うせな」 バン!! 「!!」 ドサッ… 良庵は力なくその場に倒れた 「おっちゃん!!」 カブッ!! 「痛!?」 鬼ーは警察官の腕に噛みついた さすがの痛さに警察官は手を離した 鬼ーはすかさず良庵に駆け寄った 「おっちゃん!!」 鬼ーは良庵の肩を抱き上げた 「鬼ー…」 「おっちゃん!!」 良庵は血を吐きながら鬼ーに優しく問いかけた 「いいか…鬼ー」 「グスッ…」 鬼ーは涙を精一杯堪えた 「たとえ血が繋がってなくとも家族になれる」 良庵の出血量はすでに致死量を超えていた 「誰が…なんと言おうと…お前が鬼であろうと…」 良庵は最後の気力で叫んだ 「お前は俺の息子だ!!」 この最後の一言で良庵はゆっくり目を閉じた
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