千年前 1話~4話

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「火の…海…?」 裁判長はゆっくりと話始めた… 「あれは今から50年前…君はまだ生まれてないね?」 「…はい」 「50年前…烏森村を鬼が襲撃したのだ」 「!?」 「村人は武器をとり必死に戦った」 「しかし鬼の力はとても強大…人間が束になっても勝てなかった」 別の裁判官も話始めた 「鬼が荒らし回ったせいで村は半壊」 「そして最後には村に火を放った」 「その名とおり村は火の海…」 「この事件のせいで村人は鬼を恐れた…」 「…」 裁判は重い空気に包まれた 「では…死刑に決…」 「ちょっと待ってください」 裁判長の判決をにいきなり謎の男が遮った カツッ…カツッ… 身なりは今でいう道化師そのもの 裁判官全員が驚いた 「貴様!!誰だ!!」 「これはこれは…申し遅れました」 男は帽子をとりヒラリとお辞儀をした 「私…世界政府日本管理代表…エルシャール.ピエールと申します」 男は名を名乗ると裁判官の方を向き不敵に微笑んだ 「その判決…少しお待ち頂きたい」
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