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「火の…海…?」
裁判長はゆっくりと話始めた…
「あれは今から50年前…君はまだ生まれてないね?」
「…はい」
「50年前…烏森村を鬼が襲撃したのだ」
「!?」
「村人は武器をとり必死に戦った」
「しかし鬼の力はとても強大…人間が束になっても勝てなかった」
別の裁判官も話始めた
「鬼が荒らし回ったせいで村は半壊」
「そして最後には村に火を放った」
「その名とおり村は火の海…」
「この事件のせいで村人は鬼を恐れた…」
「…」
裁判は重い空気に包まれた
「では…死刑に決…」
「ちょっと待ってください」
裁判長の判決をにいきなり謎の男が遮った
カツッ…カツッ…
身なりは今でいう道化師そのもの 裁判官全員が驚いた
「貴様!!誰だ!!」
「これはこれは…申し遅れました」
男は帽子をとりヒラリとお辞儀をした
「私…世界政府日本管理代表…エルシャール.ピエールと申します」
男は名を名乗ると裁判官の方を向き不敵に微笑んだ
「その判決…少しお待ち頂きたい」
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