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車のクラクションが鳴っている。
人が気持ちよく寝ているのに。
うるさい!
そう言おうとした時に、隣から声が聞こえた。
「うるせえな・・・」
「・・・へ?」
びっくりして隣を見て、慌てて横にスライドする。
ドン!!
すごい音をたてて、ベッドから落下した。
「あんた何してんの?」
呆れた声が降ってくる。
目覚めたら高村先輩の隣で寝てて・・・
一緒のベッドで・・一つの布団で・・
一人でパニック。
「朝から面白い奴」
そんな私を見て、先輩が笑って見ている。
昨日、絨毯の上で寝たはずで・・・
「あーーー!!!」
目に飛び込んできた時計。
「やばい!
もう9時だよ」
急いで立ち上がる。
携帯のアラームは?
ポケットを探してみる。
「あー、携帯バッグの中じゃん」
一人落ち込む私に、ケラケラ笑う先輩。
笑い事じゃないんですけど!
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