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「なんでそんなに落ち着いてられるんですか?」
大きなあくびをしている先輩に質問。
「急いでも遅刻は遅刻だろ」
それはそうだけど・・・
「腹減ったし、飯だ飯」
そう言い残して部屋を出て行く先輩。
マイペースな先輩の後を追いかけて、リビングに行く。
「二人ともおはよう。
朝ごはん作っておいたから食べてね」
お母さんが言ってくれるけど、遅刻しても怒らないのだろうか。
とりあえずあいさつをして、お礼を言った。
お母さんはこれから仕事らしく、バタバタと急がしそうだった。
朝ごはんを頂いて、制服に着替えようとする。
「まだ諦めてないんだ・・・
休めばいいのに」
先輩がコーヒーを飲みながら言うけどシカト。
きっと和美も赤塚先輩も休むのだろう。
私はお馬鹿だから、学校に行かないと勉強についていけない。
高校だけは卒業したいんだから。
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