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電車とバスに乗り継ぎ、着いた場所は遊園地。
「遊ぶぞーー!!」
赤塚先輩と和美は、手を繋いで走って行ってしまった。
元気だな・・・
「ボーっとしてんなよ、トロいんだから」
隣から高村先輩の声がする。
見下げている先輩と目が合う。
「あのー、帰っていいですか?」
「駄目に決まってんじゃん」
先輩に睨まれる。
「私に決定権は無いんでしょうか?」
「無い!!」
そんなはっきり言わなくても。
行くぞと、先輩に手首を掴まれて強制連行。
こうなったらどうでもいいや。
半ば諦めて大人しく付いて行くことにした。
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