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「まじだ・・・」
少し落ち込んでいる。
「ごめんなさい」
私は悪い気がして謝った。
「いや、しょうがないよ。
半年しか居なかったし」
苦笑いをしている。
半年・・・?
全く思い当たらない。
「本当に私のことですか?」
人違いなんじゃないかと思う。
「夢叶ちゃんでしょ?」
頷きながら記憶をたどる。
「栗原誠って覚えてない?」
栗原・・・誠・・・。
思い出した!!
「くりちゃん?」
「当たり!!」
いや、当たりって言われても。
「だって、くりちゃんって・・・女の子じゃなかったの?」
私の記憶の中のくりちゃんは、可愛い女の子だった。
「いや、俺だし」
おもいきり笑われる。
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