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「あのー・・・」
女の子が先輩を見て言った。
「あ、俺は一般人だから」
「いえ、あの・・・高村先輩ですよね?
同じ中学だったんですけど、笑ったところ初めて見ました」
「あ、そうなんだ。
学校はサボらないで行きましょう」
「いや、先輩に言われたくないとおもいます」
私が突っ込みを入れると、だよなと笑う先輩。
笑わなかったというのが信じられない。
「彼女さんですか?」
私に対しての質問。
「違います。
友達の彼氏が先輩の友達で、今日は四人で来てて、別行動してます」
「じゃあ、誠君の?」
「小学校の時によく遊んでいた友達です」
「な~んだ」
私の答えに安心した様子。
「ミユキさんの彼氏ですか?」
次は先輩に質問。
「幼馴染みみたいなもん。
女って付き合うとか付き合わないとか、本当に好きだよな」
先輩がため息をついた。
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