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「俺も遊びてえ」
先生がボソッと言う。
きっと、仕事が忙しいんだろうな。
「頑張って。
でも、無理しちゃ駄目ですよ」
「ありがと。
夢叶が応援してくれると頑張れそうな気がする」
心臓がドキドキする。
「私で良ければ、いつでも応援しますよ」
「じゃあ、落ち込んだときはよろしくな」
「はい」
「・・・・」
急に黙り込む先生。
「もしもーし」
呼びかけてみる。
「あーー駄目だ」
先生が言う。
わけが分からず、首を傾げる。
「やばい・・・」
「どうしたの?」
不思議に思って聞いてみる。
「声だけじゃ駄目だ・・・夢叶に会いたい」
その一言で心臓を射抜かれる。
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