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先輩が電話をして二人と合流。
閉館まで居たいという二人を置いて、先輩と帰ることにした。
電車に乗ると、心地よい揺れに眠気に襲われる。
座りながらウトウトしてしまう。
「寝てて良いよ。
起こしてやるから」
先輩に言われて目を閉じる。
本当に今日は疲れました。
体力無さすぎだ。
先輩に起こされるまで、暴睡をする。
「降りるぞ」
寝ぼけ眼の私の手を引いて、先輩は家に向かって歩く。
制服とバッグを取りに行かないといけないんだ。
夕方で、制服姿の人たちが多い。
誰かに見られたらとか、そんな事を考える余裕なんて全くなかった。
眠気が強すぎで、思考回路が働かなくなっていた。
もうちょっと注意していたらよかったんだろう。
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