対立

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体中が痛い・・・ 眠りから目覚める。 目の前は白い天井。 保健室・・・じゃない!! ここが病院だって事がすぐに分かった。 やばい。 とっさに飛び起きる。 「うーーーっ」 体が痛くて前のめりになる。 「バカ、起きんな!!」 聞き覚えのある声が近づいてくる。 「高村先輩・・・」 再びベッドに寝かされる。 あの時に聞こえた声は先輩だったのかな? 「お前ふざけんな!!」 先輩が怒った。 「なんで言わなかったんだよ。 あのままだったら死んでたかもしれないんだぞ」 私もそう思う。 「ごめんなさい」 「謝って済む問題じゃないだろ」 「・・・はい」 先輩の言うとおりです。 先輩のお説教は続いた。
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