対立

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「あの~、二人ともやめません? 注目されてますけど・・・」 私が一番気まずい。 駄目だ。 二人ともスイッチが入っているみたい。 二人の性格が似ているのは知っている。 喧嘩になったりしたら困る。 でも、どうしたら良いのか分からない。 「外出ろ」 先生が言った声も低い。 人が集まってくる。 もう・・・なんとかしてほしい。 泣きそうです。 その時、救世主の姿が見えた。 「赤塚先輩ーー」 人だかりの間から見えた。 先輩の身長が高くて助かった。 先輩と和美が人をかきわけて来てくれた。 先生を見た二人が固まっている。 「翔さんだ・・・・」 和美が目を点にして言った。
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