対立

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指綺麗だな・・・ なんでギターからボーカルになったんだろう。 そういえば、先生の歌った所見たこと無いや。 そんなことを考えていると眠たくなってきた。 まだ先生の運転してるところを見ていたかったのに。 睡魔に負けて目を閉じた。 「ゆめ静かだね」 「今眠ったところ。 話しててもいいけど、あんまり騒がないように。 で、最寄の駅は?」 「駅ならどこでも。 早くゆめちゃんを寝かせてあげてほしいから」 「悪いな」 高村先輩の家の近くの駅で降りた二人。 ドアを閉める音で目覚める。 心配そうな表情の赤塚先輩。 きっと、高村先輩の性格を知っているから心配なんだろう。 私が手を振ると、車が走り出した。 不穏な空気が流れている。 「どこらへん?」 「もっと先」 先輩の機嫌が戻らない。
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