間違い

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イケメンが目の前に二人も居るなんて、これはまだ夢を見ているのだろうか。 そんな事を考えていると、 「起きたんなら声かけろよ」 先輩の声が聞こえた。 「起きた」 「知ってる」 先輩の真顔の突っ込み。 私は結構好きだ。 「先輩の不良な姿の観察してました」 先輩をからかう。 「お前は真似すんなよな」 しかしスルーされた。 「起きたい」 先生が起こしてくれて座る。 タオルケットをかけてもらっていたようだ。 先輩が冷蔵庫を開ける。 いろいろな飲み物や、食べ物が入っている。 私の家と大違い。 ここの部屋に住みたいくらい。 「紅茶と炭酸どっち?」 「紅茶で。 この部屋、私の家より家みたい」 感動に浸る。
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