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昔は夢が沢山あった。
だけど、一つも叶っていない。
逆に、願えば願うほど壊れていった。
だから何も願うことができなくなった。
夢が叶うようにつけられた名前も嫌いになった。
何かを願えば、それが駄目になる。
駄目!!
何も望んじゃ駄目なんだ。
「おい!!」
先輩の声で現実に戻る。
「どうした?」
先輩が目の前に居る。
すごく慌てている様子。
なんでだろう。
・・・なんか気持ち悪くなってきたし。
食べ過ぎたかな?
先輩が何かを言っている気がする。
だけど、よくわからない。
全然聞き取れない。
そのうち体が軽くなって、目の前が歪んできた。
吐きそう・・・
そして、そのまま目を閉じた。
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