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「そうきたか」
先生が笑っているみたい。
「目を開けてよ」
「今は無理です」
「なんで?」
「先生は自分がカッコいいこと分かってないんですか?
色気みたいなのも出てるし、直視できるわけないです」
「ふ~ん、夢叶にはそんな風に見えてんだ」
私は頷く。
「嬉しいこと言ってくれるじゃん」
先生がそう言ったと思った瞬間、唇を奪われた。
「先生嘘ついた!!」
私は目を開けてしまって、先生と目が合い、潤んだ瞳で見つめられる。
「キスされんの嫌い?」
甘い声。
軽く首を振る。
「俺は夢叶とキスしたい」
直球すぎるよ。
何も言えなくなる。
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