キス

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先生の顔が近づいてきて、私は目を閉じる。 唇同士が重なる。 先生の片手は、私の頭の後ろに置かれ、もう片方は腰に回された。 角度を変え、何度もキスを繰り返す。 呼吸の仕方が分からない。 「苦し・・・」 隙を見て唇を離す。 「その顔エロすぎ」 先生はそう言うと、再び唇が重なる。 長いキス。 苦しさで頭がクラクラする。 やっと解放され、酸素をいっぱい吸い込む。 「これ以上すると押し倒したくなるから、今日は終わり」 先生がおでこにキスを落とした。 着替えて部屋に入る。 すっかりのぼせてしまい、畳に倒れこんだ。 まだクラクラしてる。 先生も着替え、二人は冷たい飲み物を一気に飲んで熱い体を冷やした。 「休み満喫。 夢叶の補給できたし最高だ」 先生が笑顔で私を見る。 まだキスの余韻が残っている私は、その笑顔を見るだけで顔が赤くなる。 少しだけ私に休憩をください。
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