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料理が運ばれてくる。
先生は、海鮮丼と天ぷらの盛り合わせを頼んでくれた。
私の海鮮丼の上に天ぷらを乗せる高村先輩。
あなたは何をしたいんですか?
「天ぷらうどんならぬ、天ぷら丼。
なんなら、うどんのつゆも入れてもらう?」
あ、そういうことか。
「って、そういう問題?」
私の質問に答えず、高村先輩が食べ始める。
「超うめえ」
赤塚先輩は、幸せそうな表情で食べている。
「量多い」
「自分の好きなのだけ食べて、後は大食い二人に食ってもらえ」
「ゆめちゃんの、食べる量少ないのにびっくり」
「こいつ普段、炭水化物しか食べてないから」
「他にも食べてます!
(半額の)お惣菜(一個)買って食べてるもん」
「栄養足りて無さすぎ」
先生がそう言うと、私の丼に天ぷらのタワーを作る。
「好きな物だけ、食べれるだけ食べなさい!
残ったら二人が食ってくれる」
食べられないようにキープしたわけだ。
だけど、こんなに盛られたら食欲すら無くなるんですけど。
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