1095人が本棚に入れています
本棚に追加
先生はため息をつきながらパソコンに向かっている。
「先生、難しい顔してる」
「笑いながらパソコンかまってても嫌だろ」
「そうしたら、先生がエロいんだって思っときます」
先生が笑う。
「ちょっと休憩」
「さっき始めたばっかりだけど・・・私、邪魔?」
「全然。
逆に和む」
「そしたら、仕事進まなくない?」
すると、先生が私を隣に呼び寄せる。
先生が指差す先のパソコンを見る。
「真っ白だけど」
「だから、別に夢叶が邪魔してるわけじゃないから」
「先生、あんまり考えすぎない方が良いよ?
良い曲も書けなくなっちゃう」
「それができたら苦労しない」
先生はいわゆる、スランプってやつですか?
もしかして、ずっと悩んでたりするのだろうか。
「私、先生の作る曲とか分からなくて、何も言ってあげられないや・・・」
「別に何か言ってもらいたいわけじゃないから」
先生に髪の毛を撫でられる。
「ね、先生の作った曲が聞けるもの無いの?」
この場で勉強して、先生に何か良いアドバイスができたら。
そう思った。
最初のコメントを投稿しよう!