悩み

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先生はため息をつきながらパソコンに向かっている。 「先生、難しい顔してる」 「笑いながらパソコンかまってても嫌だろ」 「そうしたら、先生がエロいんだって思っときます」 先生が笑う。 「ちょっと休憩」 「さっき始めたばっかりだけど・・・私、邪魔?」 「全然。 逆に和む」 「そしたら、仕事進まなくない?」 すると、先生が私を隣に呼び寄せる。 先生が指差す先のパソコンを見る。 「真っ白だけど」 「だから、別に夢叶が邪魔してるわけじゃないから」 「先生、あんまり考えすぎない方が良いよ? 良い曲も書けなくなっちゃう」 「それができたら苦労しない」 先生はいわゆる、スランプってやつですか? もしかして、ずっと悩んでたりするのだろうか。 「私、先生の作る曲とか分からなくて、何も言ってあげられないや・・・」 「別に何か言ってもらいたいわけじゃないから」 先生に髪の毛を撫でられる。 「ね、先生の作った曲が聞けるもの無いの?」 この場で勉強して、先生に何か良いアドバイスができたら。 そう思った。
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