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長風呂をして、上機嫌で部屋に帰る。
しかし、そこには超絶不機嫌な先生が居た。
「先生?」
「・・・・」
「翔也先生?」
「ちょっと黙っててくれるかな?」
目つきがめちゃめちゃ怖いんですけど。
もしかして、私が自分の為に曲を作るとか、おかしな事を言ったから?
それとも、先生の事を考えないで、昔より今のほうが良いって言っちゃったから?
思い当たる事が多すぎる。
「ごめんなさい」
謝ることしかできない。
これ以上一緒に居ても、先生を怒らせることしか出来ないかもしれない。
「私もお昼寝してきます」
隣の部屋に入る。
二人とも熟睡中で、規則正しい寝息が聞こえてくる。
いつもならすぐに寝れるのに、今日は眠くならない。
障子を開けて、窓の外を見ることにする。
何も考えないで発言するから、こんなことになるんだ。
これで何回目だろう。
さっき気を付けようって思ったばったりなのに・・・
先行きが怪しくなってきた。
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