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昼寝から目覚めた二人と、パソコンに向かう先生。
あれから、私は一回も口を開いていない。
先生の機嫌もそうだけど、先生が言ってた事が気になって仕方がなかった。
少しして、先生は高村先輩をどこかに連れ出す。
赤塚先輩と二人きりになって、大きなため息をつく。
「喧嘩でもしたの?」
「してない」
「なんか翔さん、機嫌悪かったよね?」
「メンバーさん来るみたい。
たぶん、それが原因だと思う」
「仕事に戻らされるのかね?」
「んー、そうかもね」
何で来るのか、理由なんて聞いてないし。
「居づらくなったら、和美を緊急避難させてあげてね。
何か起こったら嫌だから」
先輩は、当たり前!と笑顔で答えた。
せっかく楽しみにして来る和美に、何かあると困る。
波乱が起こりませんように!
私は心から願った。
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