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脱力の私を部屋に引きずる先生。
「お帰り」
高村先輩が言った。
そのまま、隣の部屋に連れて行かれる。
布団に入れられ、布団までかけられた。
「大人しく、ここで寝てなさい」
先生が隣に座る。
「高村も大変だな」
私もそう思います。
私は先生を背にして眠る体勢に入る。
「なんでそっちを向く?」
「寝るから」
「へー、良い度胸してるじゃん」
先生が言う。
機嫌も直ったみたいだし、これで朝まで寝れる。
しかし、布団を剥がされた。
私は再び布団に潜る。
また、布団を剥がされる。
もういいや、このまま寝る!
私は目を閉じた。
「こっちを向けよ」
「大人しく寝ろって言われた」
「あっそ、じゃあ俺も寝る」
先生は私の布団に寝て、掛け布団までかける。
密着しすぎで、私は窓際に少し移動する。
こんなんじゃ寝れないんですけど・・・
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