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「じゃあもし、高村先輩が芸能人になったら、何か変わる?」
私は聞いてみる。
「んー、変わらないと思う」
「それと同じだよ」
和美は納得したようだ。
「よし、戻ろう」
和美はそう言って立ち上がる。
私も一緒に上がり、着替えて部屋に戻った。
「うわー、宴会って感じだね」
部屋は、宴会場のように豪華なご馳走が並んでいた。
テーブルも二つ合わせになっていて、さっきまでの雰囲気と違っていた。
「あんたは俺の横に居ろ」
高村先輩が私を隣に座らせる。
「なんか、胃が痛い」
「吐いたからだろ」
「それもある」
「心配すんな、あんたには味方が沢山居るから」
先輩に言われて、頷いた。
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