仲間

14/19

1095人が本棚に入れています
本棚に追加
/988ページ
「じゃあもし、高村先輩が芸能人になったら、何か変わる?」 私は聞いてみる。 「んー、変わらないと思う」 「それと同じだよ」 和美は納得したようだ。 「よし、戻ろう」 和美はそう言って立ち上がる。 私も一緒に上がり、着替えて部屋に戻った。 「うわー、宴会って感じだね」 部屋は、宴会場のように豪華なご馳走が並んでいた。 テーブルも二つ合わせになっていて、さっきまでの雰囲気と違っていた。 「あんたは俺の横に居ろ」 高村先輩が私を隣に座らせる。 「なんか、胃が痛い」 「吐いたからだろ」 「それもある」 「心配すんな、あんたには味方が沢山居るから」 先輩に言われて、頷いた。
/988ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1095人が本棚に入れています
本棚に追加