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赤塚先輩の姿はあるが、和美の姿はない。
お風呂かも・・・窓を開けて露天風呂を覗いてみた。
和美発見!
私は音を立てずに近づいた。
「わっ!」
和美は体をビクつかせ、びっくりしている。
「うん、良い反応」
私が笑うと、和美におもいきりお湯をかけられた。
「うわ、ひど~」
「酷いのはゆめでしょ、心臓がバクバクいってるよ。
もう、笑ってないで一緒に入るよ」
二人で朝風呂。
「ゆめ、昨日は話してくれてありがとね」
「私、和美に何も言ってなかったんだよ・・・まだ言ってない事もあるし」
「自分から教えてくれた事が嬉しかった。
これからも、ずっと友達で居ようね」
「うん、ありがと」
和美との距離が縮まった気がした。
私がそれを拒んでいたのかもしれない。
もっともっと距離が縮まるように努力していこう。
そう心に決めて、和美と笑いあった。
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