名前

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「うわっ」 いきなりの事にびっくりしたのと、体制を崩した事で声がでた。 そして、後ろに倒れると思って固く目を瞑る。 しかし、右腕を掴む手が離れる事はなく、逆に倒れないように腕を引き上げてくれて、私はそのまま体制を元に戻すことができた。 「悪い・・大丈夫だった?」 私の腕を掴んだ人は知らない男の人で、その人は心配そうにそう聞いてきた。 私の頭の中が?でいっぱいになっていると、 「あ、和美ちゃんが呼んでるから」 と、その人は笑顔で言った。 和美の名前が出て、ようやく急いでいた理由を思い出した。
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