鈍感

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カラオケ屋でバイトしている和美が、すべて仕切ってくれる。 食べ物に飲み物も注文してくれて、カラオケ開始。 みんなが曲を選んでいる間、私はマイクでしゃべってみる。 「わっ、わっ、わーーっ。 声が響くぞーーーー」 「それはエコーって言うんだよ」 和美が教えてくれる。 次は、テレビのリモコンをかまう。 「・・・番号を押してもテレビ変わらない!!」 「当たり前だろバーカ」 高村先輩がリモコンを操作し、画面が変わり、音楽が流れる。 「歌う歌の番号を入れるもんなの!」 そう言って、赤塚先輩にマイクを渡した。 「じゃあ、俺から歌います!」 マイクを渡された先輩が立ち上がり、アップテンポの曲をノリノリで歌う。 おどけながら歌う先輩に、笑いがおきる。 これがカラオケというものか! 楽しいかも。 でも、全然歌が分からない。 今度、みんなで行く時の為に、歌も勉強が必要だって思った。
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