鈍感

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「お前遅い!!」 うっっ、高村先輩!! 「先輩今ぐ・・・・」 先輩は私の口に手を当て、しゃべれないようにした。 「こいつ、何かしました?」 そう言う先輩に抱き締められ、私の目の前は先輩の胸。 「ちょっと・・・」 離れようとするけど、先輩の力強さには勝てず。 「連れて帰っていいっすか?」 先輩が店員さんに言う。 「この子、君の事が好きみたいよ」 店員さんがとんでもない事を言い出した。 そんな事、一言も言った覚えないよ!! 誤解されちゃう・・・ 私が違うと言おうとした瞬間、先輩が口を開く。 「あー、それはないね」 良かった。 誤解されてない。 しかし、次は先輩までとんでもない事を言い出した。
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