家族

25/26
前へ
/988ページ
次へ
「あ、先輩の顔に落書きしていいですか? 絶対にみんな笑いますよ」 先輩に言った。 「ふざけんな! 誰がOKするか!」 「目の上に目を書きましょう」 「目を瞑って写真撮れんのか?」 「やってみようよ!」 「絶対に嫌だ!!」 そこから、私と高村先輩は言い合った。 笑い声がして、私は先輩からカメラを奪う。 みんなの笑う顔を激写! 「こんなんでどう?」 先生たちに見せる。 OKをもらって、今日の仕事は終了した。 いや、もう一つの問題が残っていた!! 和美が先輩と戻ってこない。 戻らないのは、大丈夫な証拠? そう自分で解釈して、布団にもぐりこんだ。 だけど、やっぱり気になって寝ることは出来ない。 和美・・・早く戻って来て。
/988ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1095人が本棚に入れています
本棚に追加