危険人物

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水を与えてもらい、下敷きで扇いでもらう。 「アホすぎて何も言えない」 高村先輩がそう言いながら、ため息をついた。 バカでアホですみません・・・ 「またお説教だね」 和美が笑っている。 少し落ち着くと、着替えて部屋に戻る。 「すいませんでした・・・」 正座して謝る。 「夜、反省文書かせるからな」 高村先輩が言った。 先生がもう一人出来た。 「高村先生と呼ばせてもらいます」 「嬉しくない」 「・・・はい」 「ため息つきすぎて、幸せ逃げたらお前のせいだから」 可愛いことを言っている先輩。 「後で捕まえに行って来ます」 私はそう返した。 「少し横になってもいいでしょうか?」 少しの沈黙のあと、聞いてみた。 「そうしてもらった方が、静かでいい」 先輩の辛口コメントを聞き、布団の上に横になった。 みなさん、本当にすいませんでした!!
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