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旅館と逆の、駅の方に歩いている。
傍から見れば、捕らわれた宇宙人の図。
「ちょっ・・・何処に行くんですか?」
引きずられている状態の私。
「私の家!」
「優子さんの家?」
「優子の家も旅館」
「ま、小さいけどね」
「いやいや、私お金持ってないです!!」
「私達のたまり場があるから。
ご飯は余り物だけど」
少しして、大変な事に気付いた。
「二人とも、チケット!!!」
そう、チケットを手に入れてない。
「ああ、そうだね。
私はいいや、優子行ってきなよ」
「私もいらない。
あいつが居るなら、行かなくていいや」
そう言うと、再び歩き出す。
「良くないですよーーー!」
叫んでも、二人はお構いなし。
とうとう優子さんの家に到着。
そして、二階の奥の部屋に連れていかれた。
家と言えるくらいの部屋。
電化製品が沢山ある。
そこで、やっと解放された。
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