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睨みあう、私と翔さん。
別に、谷さんを庇うわけじゃない。
翔さんを嫌いになったわけでもない。
ただ、この事態はとっても危ない状況で、止めないといけない。
明日の事もある。
誰かが大怪我なんかしたら、翔さんは警察に連行されるかもしれない。
もしかして、もうすでに、通報されてる可能性もある。
翔さんを、なんとか落ち着かせたい。
頭をフル回転。
いや、高速フル回転。
ひらめいた!!!!!!
一か八かの賭けに出る。
「これ以上続けるなら、嫌いになるから!
翔也先生のこと・・・」
私はそう言った。
これで駄目なら、大人しく殴られるしかない。
私は睨むことを止めた。
後は、あなた次第です。
「先生、どうします?」
私は聞いた。
少しの間、緊迫した空気が流れた。
「やめる・・・」
そう小さく言った先生。
私は小さく息を吐いた。
やっと終わった。
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