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先輩と逆隣が空いている。
そこにくりちゃんが座る。
「そこに座ると、ヤバイと思うけど」
先輩がくりちゃんに言った。
「今日くらいいいじゃん」
「いや・・・どうなっても知らないぞ」
先生がまだ来ていない。
空いているのは、圭太さんの隣の席だけだった。
少し遅れて入って来た先生は、そこに向かって歩いていく。
そのまま座ると思っていると、先生はお膳を持って、一番窓際の離れた所に置いた。
ポツンと置かれたお膳。
次に、くりちゃんを引き摺っていき、そこに座らせた。
そのまま先生は私の隣に座った。
「始めていいよ」
先生が何も無かったかのように言った。
「ちょっと、これ酷くないですか?」
くりちゃんが言った。
「だから言ったのに」
と、先輩が笑っている。
先生は全く見向きもしないで、タバコに火を点けている。
「じゃあ始めようか」
副社長の声に、急いで近づいてくるくりちゃん。
皆が笑った。
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