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「ゆめ、あんた食べなきゃ駄目でしょ!!」
私のお膳を見て言った和美。
「お母さん、今日は許してください」
「誰がお母さんじゃ!!」
先輩はゲラゲラ笑っている。
本当によく笑う人だよ。
「もう、あんたは連行です!」
和美に連れられ、和美のお膳の前に座らされる。
「どうも・・・お邪魔します」
赤塚先輩と奈美さんと優子さんに言う。
「なんか、ご馳走になっちゃって、悪いね」
優子さんが言った。
「いえいえ、悪いのは私の頭だけですので、どうぞ、ごゆっくり」
「ストップ!!!」
立ち去ろうとする私を、和美が阻止する。
私は再び座る。
「あんた、先輩じゃないんだから、真顔でボケるのやめてくれない?」
だから、笑ってみる。
「キモイ!!!」
和美に言われ、真顔に戻す。
「夢叶ちゃん、面白い!」
奈美さんが笑った。
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