事実

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眩しくて起きると、まだ皆は寝ていた。 隣の部屋に行く。 「おはよー」 そこには奈美さんと優子さんが居た。 「泊まったんですか?」 私もテーブルの近くに座った。 「うん、昨日あれから盛り上がって、気付いたら明け方だった」 「あ、翔さん達はすぐに寝たんだよ」 奈美さんと優子さんは、少し興奮気味だった。 ライブをする4人以外のみんなで盛り上がったんだって。 副社長さんや、谷さんも居たみたいで、面白かったと話してくれた。 「こんなに楽しんで、ライブまで一番前で見れるなんて、本当に幸せすぎる!!!」 奈美さんが目を輝かせる。 「それで、昨日言われたレポートを書いて、手伝いしようと思ってね」 優子さんがヒラヒラと紙を揺らして見せた。 「あ、すっかり忘れてた」 レポートなんて、すっかり頭から抜けていた。 「私達に任せてよ! だから、お風呂入っておいで」 奈美さんに言われ、露天風呂に入る。 まだ半分寝ている頭をはっきりさせて、部屋に戻った。 そして皆が起きるまで、三人でレポートの事や、昨日の事を話して過ごした。
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