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先生の笑顔と、そんな言葉。
私の心がキューッと苦しくなる。
あんなカッコいい所を見た後だから、なお更で、また泣きたくなる。
「先生と居ると・・・なんだか泣きたくなるの。
何か言われると、苦しくなる」
心臓の辺りを撫でながら言った。
すると、フッと笑いをこぼす先生。
「夢叶が泣きたくなるくらい、俺の事好きなんだって思ってていいの?」
って、聞いてくる。
泣きたいくらい好き?
「それって・・・」
私が質問しようとすると、先生の顔が近付いてくる。
私はとっさに、目を瞑った。
先生の唇が、私の唇に重なった。
優しく、触れるだけのキス。
心臓が煩いくらいに動き出す。
「夢叶はやっぱり、最強だ」
先生が言ったので、私は目を開ける。
まだ、先生の顔が凄く近くにあって、顔がどんどん赤くなる。
先生の目の中に、私が映っているのが見える。
それだけで、嬉しい気持ちになれる。
私は先生に、本気の恋をしているんだ。
次は胸が熱くなった。
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